「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ネルシーニョ監督の試合前コメント/J2 第25節 岡山 vs 柏【試合前コメント】

○ネルシーニョ監督

−栃木戦では開始2分にFKから失点しました。金沢戦の前に「相手の出方に驚かされることのないように」という話をされていましたが、栃木のトリックプレーに虚を突かれた結果の失点だったと考えていますか?

「栃木戦の失点に関しては、驚かされるどうこうよりも、うちのポジショニングの悪さゆえに許した失点だったと思っています。相手のセットプレーに関しては、事前に井原さんの方で分析して選手に情報を伝えたうえで、トレーニングでもセットプレーの守備は入念に行ってきていました。あの瞬間、ボールが入るタイミングで、うちの選手が集中力を欠いたことに尽きると思います」

 

−立ち上がりに失点を与えたことで、相手に勢いを与えて、全体の試合展開も難しくしてしまった?

「失点してすぐというのは、なかなかペースを取り戻すことができないというのは、90分のゲームの中ではどのタイミングでもそうだと思います。ただ、逆に言うとうちの不注意で序盤に失点を許しまいましたが、もう一度我々のゲームプランに基づいてゲームを修正しようと、使える時間が残されていたことでもあります。ゲームの入りは相手のペースに飲まれた試合展開だったとは思いますが、その中でも前半のうちに1−1にリセットすることができ、ハーフタイムには選手の距離感を修正して、三角形を作る、そしてボールを握る、この三つを選手たちに伝えたことで逆転できました。栃木戦は序盤に相手のペースに飲まれたゆえに起きた失点だったと思っています。センターフォワードの選手にロングボールを入れてくるというのは事前にわかっていたことなので、そこで攻撃の形を作り、空中戦に持ち込もうとするのは相手のゲームプランでした。

(残り 2714文字/全文: 3433文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ