「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ビルドアップを放棄し、前半戦の不調時を思わせる単調な試合運び。11連勝から一転、3試合未勝利へ/J2 第32節 甲府 vs 柏【レビュー】

明治安田生命J2リーグ第32節

甲府 1−1 柏

山梨中銀スタジアム18:03KO

得点者:47分 江坂任(柏)、75分 金園英学(甲府)

●スタメン

GK中村航輔、DF瀬川祐輔、山下達也、鎌田次郎、古賀太陽、MF三原雅俊、ヒシャルジソン、クリスティアーノ、マテウス サヴィオ、FWオルンガ、江坂任

47分、オルンガのポストプレーから縦に侵入したクリスティアーノの深い位置からのクロスを、江坂任がファーサイドで合わせて先制に成功した。

クリスが右で持ったらクロスで来るから、ミカ(オルンガ)の裏は狙っていた」

ゴール前にオルンガがいれば、当然相手DFはそちらに引きつけられる。相手のその狙いを逆手に取ってファーサイドを突いた江坂の的確な読みが生んだゴールだった。

拮抗した内容の前半、それでも二度ほどラインコントロールのミスと最終ラインのミスによってピーター ウタカにGKと1対1になるピンチを与え、中村航輔の攻守に助けられたとあって、前半のうちに甲府に先制を許してもおかしくはなかった。

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