「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

相手のストロングを封殺した盤石の試合運びで5試合ぶりのクリーンシート。勝点を69に伸ばす/J2 第34節 柏 vs 東京V【レビュー】

明治安田生命J2リーグ第34節

柏 3−0 東京V

三協フロンテア柏スタジアム15:06KO

得点者:30分 オルンガ(柏)、38分 オルンガ(柏)、80分 クリスティアーノ(柏)

●スタメン

GK中村航輔、DF瀬川祐輔、鎌田次郎、染谷悠太、古賀太陽、 MF三原雅俊、大谷秀和、クリスティアーノ、マテウス サヴィオ、FWオルンガ、江坂任

システムこそ異なるものの、前節対戦した愛媛と東京Vは、ともにボールを動かす術に長け、コレクティブに攻撃を奏でて相手の陣形を崩すスタイルと志向する。そして柏は、その愛媛のパス回しにボールの奪いどころを見出せず、前半は苦戦を強いられた。

後追いが目立った愛媛戦の守備の修正こそが、今節戦ううえでの大きな焦点だった。

柏は守備の局面では、三原雅俊、大谷秀和、江坂任の3人が、東京Vの中盤3枚、山本理仁、梶川諒太、森田晃樹と枚数を合わせて、はっきりとした形を取る。90分を通じて、この中央の守備が機能したことが試合を優位に進める最大の要因となる。

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