「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

前節に引き続き、攻守に機能したゲーム。次節にも昇格が決まる状況にたどり着いた/J2 第38節 柏 vs 福岡【レビュー】

明治安田生命J2リーグ第38節

柏 4−0 福岡

三協フロンテア柏スタジアム15:03KO

得点者:25分 江坂任(柏)、36分 オルンガ(柏)、49分 オルンガ(柏)、69分 マテウス サヴィオ(柏)

●スタメン

GK中村航輔、DF高橋峻希、山下達也、染谷悠太、古賀太陽、MF三原雅俊、ヒシャルジソン、マテウス サヴィオ、瀬川祐輔、FWオルンガ、江坂任

試合開始直後こそ、福岡の出足の鋭さと距離感の良さからファーストシュートを放たれ、CKを2本立て続けに与えた。そして、その2本目のCKでウォン ドンジェのシュートを中村航輔がキャッチ。一瞬ヒヤリとしたシーンを作られ、その後も5分圏内までは福岡がやや優勢な時間が続いた。

だが、6分にFKを獲得したあたりからは柏が主導権を握り、福岡を押し込む展開へ様変わりをしていく。

柏がボールを持って攻め込むと、福岡は5−4−1のブロックを組む。中央を締め、前線のオルンガ、その下で起点を作る江坂任へ入るパスをかなり警戒されていた。ただ、その分柏はプレッシャーのかからないヒシャルジソン、三原雅俊が頻繁にボールに関わり、彼らがパスの出どころとして左右にボールを動かし、チャンスを窺っていった。

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