「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

染谷悠太「首位に立っていても、誰もが危機感を持ってプレーをしていた」【2019シーズン総括インタビュー〜前編〜】

■ 染谷悠太 シーズン総括インタビュー 〜前編〜

−今年はネルシーニョ監督が5年ぶりに復帰しました。移籍1年目の染谷選手にとってネルシーニョ監督の下でプレーするのは初めての経験になったわけですが、移籍するにあたって、どのような決意、考えがあったのでしょうか?

「まず、昨年末に布さん(布部陽功GM)から移籍のお話しをいただいたときに、ネルシーニョ監督は勝利への強いこだわりを持った監督という話を伺いました。自分としては、その監督の下でしっかりと結果を出したいという思いがありました。事前にスゲさん(菅野孝憲/現札幌)、ドゥーさん(近藤直也/現東京V)から監督の話も聞き、二人はレイソルが優勝したときに主力としてプレーしていた人ですし、レイソルにくる前にはそういう人たちの意見を聞いていました」

 

−前回2010年のJ2を知る選手は、大谷秀和選手と桐畑和繁選手だけです。キャンプから開幕当初の時点では、まだ監督の要求がチームに浸透していなかったと思いますが、そこで染谷選手はどうやって監督の意図を掴んでいったのでしょうか?

「練習の中で監督は意図していることを話していましたし、ミーティングでも『こういうことを求めている』というのは言われていました。最初はトライ&エラーをしながら監督の要求を手探りでやっている感じでしたが、自分としては早い段階で監督の意図を理解しているつもりでしたし、監督の求めているプレーを出せている手応えはありました。ただ、監督はそこだけを見ないというか、監督は要求以外に『そこから先、お前らは何ができるのか?』というところまで見ている方なので、監督の要求に応えながら、その中で自分の持ち味をどうやって発揮していくかにフォーカスしていました」

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