「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

古賀太陽、飛躍の2020年シーズンへ「もっと上の景色を見てみたい」【始動前特別インタビュー】

○古賀太陽

2019年はJ2で優勝してJ1復帰を決めました。改めて振り返っていかがでしたか?

11連勝していたときはこのままの流れで昇格を決められるぐらいの気持ちでいたので、今になって思えばもう少し余裕を持って終えられたんじゃないかと思います。もちろん簡単ではないと思っていたので嬉しいですし、達成感はありますけど、自分のパフォーマンスを含めてもっと良い終り方ができたんじゃないかという気持ちが残りました。J2優勝で満足していたところでJ1に繋げないと意味がない。J2で優勝はしましたけど、2020年に向けてもっとやらなければいけないという気持ちが強くりました」

 

−ただ、古賀選手にとって優勝は初めての経験になりました。

U-18ではプレミアリーグEASTで優勝しましたけど、チャンピオンシップで負けたのでタイトルを取った感じがしませんでしたし、本当に優勝したという感覚は初めてでした。スタッフ全員が喜んでいる姿とか、サポーターと一緒に喜ぶことはなかなかできないことだと思うので、その雰囲気を味わえたのは嬉しかったですし、その場にいられて良かったと思います。でも、これがJ1だったらもっと喜べるんだろうなと思ったし、もっと興奮するだろうなと思いました。2011年のJ1で優勝したときはもっとみんながピッチの中で喜んでいるという印象なので、今度は自分もそれを味わいたい、もっと上のタイトルを取りたいという気持ちが増しました。天皇杯やルヴァンカップを含めて、今まではテレビで見ていたので憧れはありますし、今度は自分があの景色が見てみたいです」

 

−江坂任選手は「J2を戦いながら基準をJ1に置いて戦っていた」と話していましたが、古賀選手もシーズンを通じてそういう目線を持っていたのでしょうか?

「ありましたね。それこそ最後の京都戦もそうですけど、ミカ(オルンガ)が点を取ったシーンは、多分J1ならそう簡単に入れられないと思いますし、入っていなかったらもっと厳しい試合になっていたと思います。勝った試合でも個人的に満足できる試合は少なかったですし、J1を意識したときに『こんな感じじゃまだまだだな』という感じは持っていました」

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