「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

誇示したカウンターの破壊力。まだ課題は山積も開幕戦で白星を飾る/J1 第1節 柏 vs 札幌【レビュー】

明治安田生命J1リーグ第1節

柏 4−2 札幌

三協フロンテア柏スタジアム15:03KO

得点者:13分 江坂任(柏)、20分 オルンガ(柏)、58分 江坂任(柏)、65分 オルンガ(柏)、68分 荒野拓馬(札幌)、76分 鈴木武蔵(札幌)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF高橋峻希、染谷悠太、鎌田次郎、古賀太陽、MF三原雅俊、ヒシャルジソン、クリスティアーノ、瀬川祐輔、FWオルンガ、江坂任

 

チームとしてもあの1点で落ち着けたので良かった」(江坂任)

13分、札幌の前からアグレッシブなプレス外した染谷悠太が前線へフィード。これはキム ミンテにクリアされたが、クリスティアーノの素早いスローインによって札幌は陣形が整わず、オルンガからパスを受けたフリーの江坂が「自分の得意の形だった」と振り返るとおり、ドリブルでゴール前へ侵入していくと、進藤亮佑、白井康介の寄せを外して放った左足シュートがサイドネットに突き刺さった。試合開始直後はミスからのロストが多く、若干ばたついた入りになったものの、冒頭の言葉どおり先制点によってチームには落ち着きが戻った。

20分の追加点は札幌のカウンターを食い止めた直後だった。

ボールをキャッチしたキム スンギュの守備から攻撃への切り替えが早く、ボールを受けた江坂はシンプルに背後のスペースへ。札幌GKク ソンユンが飛び出したが、裏抜けしたオルンガのスピードが勝り、ク ソンユンを外したオルンガが角度のない位置から的確にコースを突いて追加点を決めた。

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