「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ネルシーニョ監督「あとはボールがゴールに入るだけだったというゲームの内容だった」/J1 第10節 柏 vs C大阪【試合終了後コメント】-無料記事-

○ネルシーニョ監督

「今日のゲームの入りから我々が良いテンポでゲームに入り、ゲームのボリューム、ポゼッション、フィニッシュ、そういうところで相手を上回る入り方ができたんですが、結果は真摯に受け止めないといけないと思います。我々も相当数フィニッシュまで持っていく形を作れたんですけど、そこを決めきれず、失点も我々が緩んだ時間帯に突かれて決められた失点だと見ています。ただその中でも選手たちはこちらがプランとして持って入ったポゼッション、フィニッシュ、献身的に戦う姿勢というものは、選手たちが最初から最後までやり抜いてくれました。それについては非常に彼らを評価していますし、内容自体は悪くなかったので、最後に結果が出てもよかったのではないかと思うんですが、次節に向けてしっかり準備をしていかなければいけないと思っています」

 

−監督の言葉にもあった通り、内容では今季一番良いと言ってもいいぐらいでした。しかし結果が出なかったということで、勝負の分かれ目や差を感じた部分はどこにあったでしょうか?

「私もそう思っていて、先ほど言ったとおりゲームの入りから良いテンポで選手たちのクオリティーや個々の特徴も生きていたと思います。ゲーム全体のボリュームを見ても非常に良い入りができたと思います。一言で言うならば、あとはボールが(ゴールに)入るだけだったというゲームの内容だったと思います。フィニッシュの数を見ても、うちが25本撃っているのに対し、相手は5本という結果も出ています。ただ、この試合で敗戦してしまった事実は我々はしっかりと真摯に向き合い、先ほどロッカールームで選手たちにも話したんですが、今日の戦い方を続けていけば、自ずと結果は訪れると思うので、次節に向けて継続しながら準備をしていこうと話をしたところです」

 

−今季初めてCBで90分プレーした古賀選手は、今季ここまで出場時間もトップです。今日CBで出場した中で2失点に絡んでしまいましたが、この経験をどうつなげていって欲しいと思いますか?

「ここで今日のゲームで、彼に限らず誰がミスをした、誰が良かったという講評はしたくはないです。太陽は今日のゲームに関しては終始落ち着いて彼の個性を前面に出しながら攻守において、ビルドアップの起点になってくれましたし、今日のCBとしての経験は今後選手としての幅をより広げていってくれるのではないかと思います。今日のゲームの前に、彼とは1対1で話をした中で、CBも十分やれます、準備できていますという話をしてくれたので、私自身は監督として彼のことを信用していますし、チームメートも彼に対して絶大に信用していますので、今日の経験は今後彼の良さをより引き立ててくれる経験であったことを願います」

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