「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

統率された守備と鋭利なカウンターで快勝、4強入りを勝ち取る/YBCルヴァンカップ QF C大阪 vs 柏【レビュー】

YBCルヴァンカップ準々決勝

C大阪 0−3 柏

ヤンマースタジアム長居 19:03KO

得点者:40分 呉屋大翔(柏)、83分 江坂任(柏)、90分 江坂任(柏)

●スタメン

GK中村航輔、DF高橋峻希、北爪健吾、鎌田次郎、古賀太陽、三丸拡、MFヒシャルジソン、三原雅俊、戸嶋祥郎、FW呉屋大翔、江坂任

同じ過ちを繰り返さない--。

試合に先立って行われた先日のリモート取材で、ネルシーニョ監督は1−3で敗れた前回対戦の経験を生かす意を露わにした。立ち上がり5分の先制点で堅守を誇るC大阪がリスクを冒さず、守備に重きを置いたことによって、こちらの描くプランが崩れた第10節の対戦である。

今日のゲームは守備を堅く、流れの中と、クロス、セットプレーに対していかに効率よく守備ができるか」が、ネルシーニョ監督の掲げた試合のポイントだった。

CBにケガ人が多発しているチーム事情も加味して、指揮官は5バックを採用した。統率された5−4−1のブロックを敷く柏は、序盤からプランどおりに試合を進め、C大阪に最終ラインとサイドのみのパス回しに限定させた。

(残り 1532文字/全文: 2018文字)

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