「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ネルシーニョ監督「前期に取りこぼした分をしっかりと挽回できるように、後期は良いスタートダッシュを切りたい」/J1 第17節 柏 vs 広島【試合終了後コメント】-無料記事-

○ネルシーニョ監督

「非常に拮抗したゲームだったと思います。ゲームの序盤から両チームにとってスピーディーな展開が続いて、相手の広島はゲームの序盤から狙いはカウンターだったと思うんですが、相手に先制点を許してからも、我々は変わらずゲーム全体のボリューム、テンポ、戦術的な狙いも含めて非常に選手たちがよくやってくれていましたので、失点してからもテンポを落とすことなく、選手たちは果敢に攻め続けた結果、(北爪)健吾のゴールが生まれました。後半に入ってからも我々の攻撃の勢いを緩めることなく、攻撃に出る際の前の意識は非常に効率よく選手たちが攻撃の形を作れていたシーンもあったと思います。そこから相当数のチャンスを作ったんですけど、最後なかなか決定機を決めきることができず、結果引き分けに終わりました。ただ、このゲームで大事なことは選手たちがゲームの序盤から最後まで戦う姿勢を終始見せてくれた、勇気を持って戦う姿勢を見せてくれたということと、相手に先制点を許しながらも諦めずに最後まで戦った結果、同点まで持ってこられたことは私個人としては非常に評価しています」

 

−北爪選手は3試合ぶりのスタメンになりました。これまでは高橋峻希選手をスタメンで起用していましたが、北爪選手を抜擢した理由を教えていただけますか?

「直帰の3試合は、確かに健吾はスタメンではなかったですが、途中で全試合に交代で入ったと思います。途中から入ってもゲームの流れを変えることなく、こちらの要求にしっかりと答えてくれていましたので、これまでの彼の働きもあって今日は彼に出場機会を与えたという流れです」

 

−今日の試合で前半戦が終わり、勝点27になりましたが、前半戦を総括してただけますか?

「今シーズンの始めに、勝点35を前期の目標の数字として掲げたわけですが、やはりコロナの影響で中断期間後は3試合負けて、中でもホームゲームで2試合負けてしまった中で、現状、今シーズンのJ1リーグはフロンターレが首位を独走して、その後にセレッソが続いていますが、それ以外のチームについては勝点はそれほど大差はありません。連勝が続けば順位がひっくり返るという状況が続いていると思うので、我々は今6位に付けていますが、3位のチームとは勝点4、5差ぐらいでしょうか、それほど大差がないので、我々が後期を戦っていく中で、まずはしっかりと良いスタートダッシュを切りたいと思いますし、前期についてはいろいろあった中で、まだまだ上位とそれほど話されてはいないので、これから上位戦線に食い込んでいけるだけの幅を残して終えた前期だったと思います。後期に入って、前期に取りこぼした分をしっかりと挽回できるように、良いスタートダッシュを切りたいと思います」

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