「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ネルシーニョ監督「ボールを奪ってから、素早く空いたスペースを突く攻撃ができたことがすべて」/J1 第29節 鹿島 vs 柏【試合終了後コメント】-無料記事-

○ネルシーニョ監督

「今日のゲームで序盤からはっきりしていたのは、我々のゲームプランとしてカウンターを仕掛けるということをゲームプランとして持って入ったわけですが、自陣では堅い守備のブロックを引いて、相手が前がかりになって空けた敵陣地のスペースというものを活用することを狙いとして持っていました。前線の3人、オルンガ、クリス、(江坂)任に加えて両WB、左の瀬川、右の北爪健吾、特に北爪健吾の右サイドから積極的な攻撃の形を作れていたと思いますし、チームとして我々が狙っていたものを選手たちがプランとしてしっかり遂行してくれたんじゃないかと、前節ホームで負けて、次のゲームでこういった形で勝利を収められたことは今後の戦いに向けて弾みがつきますし、結果蓋を開けてみれば4点、大量得点が取れたんですが、前半の展開からすればもう少し点が取れたと思いますけど、今日の結果というのはチームとして取った非常に貴重な勝利だったと思います」

 

−鳥栖戦に比べると選手のアクションや、選手同士の距離感が非常に良くなりました。これはコンディションが上がってきたことが要因ですか? また、この3日間のトレーニングではどのようなことに重きをおいたのでしょうか?

「今日のゲームに入る前から、ゲーム感覚や選手個々のコンディションのところにまだそれぞれが万全の状態で臨めているわけではなかったので、それはゲームに入る前から我々の共通の認識としてあったことです。距離感が良く見えたのは、我々がシステムを変えて守備のオーガナイズを5−4−1に変えて、堅いブロックからカウンター攻撃を仕掛けようと、始めからそこをゲームプランとして持ってピッチに選手たちを送ったわけですが、選手たちがプランどおり自陣から堅いブロックを引いて、相手が前がかりになったところで空いたスペースをボールを奪ってから素早く突くという攻撃をうまく仕掛けられたのが全てだと思いますし、選手たちも守備のところによりコンパクトに人数をかけられるということで、自信を持ってプレーできたと思います」

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