「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

得点王とMVP、ダブル受賞を生んだオルンガの意識の変化。そしてルヴァンカップ優勝への思い【コラム】

オルンガが得点王とMVPのダブル受賞を果たした。得点王は柏のクラブ史上初、MVPは2011年のレアンドロ ドミンゲス以来二人目の受賞である。

オルンガはMVP受賞の喜びを、壇上で次のように語った。

「神様に感謝したいと思います。それから私を支えてくれた家族、柏レイソルの関係者の皆さま、フロント、コーチングスタッフ、サポーターにも感謝しています。私が受賞することで日本国内、海外、私の母国のケニアにも私の活躍が励みになり、私も今後はもっとハードワークをして、Jリーグで注目される活躍をしていきたいと思います」

昨年のJ2での目覚ましい活躍、特に最終節の京都戦で一人で8得点を叩き出した新記録樹立によってその名は広く知れ渡り、J1でも一躍注目を集め、同時に相手からは警戒される存在になった。

そんな中、試合後の取材では対戦相手から「警戒していたのにやられてしまった」といった旨のコメントが出たことも一度や二度ではない。オルンガは、前評判に違わぬ多大ないインパクトを今季のJ1で解き放っていた。

今季の活躍について、以前オルンガは「自分が日本の文化に溶け込み、順応できれば本領発揮する状況を作れる。自分の潜在能力を結果に結びつけられる」と、日本の生活に順応したことを挙げていた。

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