「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

第2回「再開後は3連敗からの4連勝。そして負傷者続出の非常事態へ」【2020シーズンレビュー】

柏は、おそらくJリーグの全クラブの中でもかなり徹底した感染対策を講じていた。5月下旬からトレーニングを再開したクラブもある中で、柏は6月1日のトレーニング再開であり、再開後も感染のリスクを考えて対外試合を一切行わなかった。

その理由は選手・スタッフのみならず、彼らの家族の安全を第一に考えていたからだ。

トレーニングを再開した6月1日、リモートでの取材に応じた大谷秀和が、その内情を語っている。

布部さんや監督からも『他のチームのことは気にしないでいい』という話はずっと受けていました。緊急事態宣言解除の早い地域があり、その中で僕たちもネットを含めてどこのチームがトレーニングを再開しているというのを目にもしましたけど、そういうのを一切気にしなくていいと。フィジカルコーチを含めて監督とも話し合っているので、ここ(再開後)からしっかりトレーニングをやれば再開に向けて問題ないという話を受けていました。自分たちはあまり心配していなかったですし、自分たちが与えられた環境の中でやるだけだと思っています」

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