ネルシーニョ監督「我々がこれから実現しようとすることを信じて戦い続けていくしかない」／J1 第3節 柏 vs 名古屋【試合終了後コメント】-無料記事-

2021年03月10日 21時09分　
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○ネルシーニョ監督

「非常にゲームの入りから拮抗した展開のゲームだったと思います。ただ、前半は我々のプランどおりに進まず、守備こそ良い形で守れていたんですが、ボールを奪ってから前線に急ぎすぎたこともあって、ボールを奪ってから簡単にボールを失うという時間帯が前半に関しては長く続いたのかなと思います。ハーフタイムに入って、選手たちにはもう少しボールを奪ってからボールを握って我々のテンポでボールを動かすということを伝えて、まず良い守備から良い攻撃につながるように、自分たちがやろうとすることを信じて戦おうということを選手たちには伝えました。後半に入って、前半に簡単にボールをロストしていた部分については改善できたので、我々がしっかりと自分たちのテンポでボールを動かすことができ、やろうとしていたことはできていた中で、ミドルゾーンでボールを失ってから結果的にオウンゴールという形でしたが失点をしてしまいました。結果こそ我々が求めていたものではないですが、後半に入ってからチームがバランスを取り戻して良い守備から良い攻撃へ出ていく、その一連のサイクルも見えましたので、これから引き続き我々が信じるもの、我々がこれから実現しようとすることを信じて戦い続けていくしかないと思っていますし、それについては選手たちにも先ほど伝えました」

−先日監督は「不用意にボールを引っ掛けられてカウンターを浴びることは警戒しなければいけない」と話されていましたが、今日の失点はゴール前の局面よりも失い方に問題がありましたか？

「前節の守備から攻撃につなげる際のボールロストは、どちらかというと守備でボールを奪ってから前に急ぎすぎていた中で起きたミスだったのに対し、今日の失点シーンについては同じく守備から攻撃に切り替わったときのボールロストであることには変わりないんですが、攻撃をする上で十分な人数、そして組織的な立ち位置が取れたにもかかわらず、シンプルなミス、個人のところでああいったミスが起きたことによるボールロストでした。同じミスではあるんですが、ミスとしての形は前節とは違うというふうに私は見ています」

−クリスティアーノ選手と仲間選手を投入し、江坂選手を中央に置いてから流れが変わりましたが、その交代策と布陣の変更にはどのような狙いがありましたか？

「クリスも（仲間）隼斗にしてもレギュラー格の選手ですので、今日に限っては他の選手でスタートした試合ではあったんですが、ゲームが始まる前から途中の選手交代についてはプランとして持っていたということもあり、今日のゲームもそのとおり流れを変える必要性があったので、我々としてはあの時間帯でより攻撃的にゲームの流れを変える必要があったため彼らを投入しました。やはりクリス、隼斗というのは相手にとっても嫌な選手だと思うので、あそこで入ったことによって、我々が攻撃のテンポを変えたことで、相手にとってもやりにくい時間帯になったと思います」