上島拓巳「ワンチャンスで決められてしまったのは非常にもったいなかった」／J1 第3節 柏 vs 名古屋【試合終了後コメント】-無料記事-

2021年03月10日 21時41分　
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○上島拓巳

−非常にタフな試合になりましたが、全体を振り返って。

「前半から個人としてもチームとしても少しミスが出てしまい、なかなか流れを引き寄せられない苦しい前半だったと思います。その中でチャンスを作られながらも前半はゼロで終えられたこと、そして後半は自分たちのペースになる時間帯が増えてきて、チャンスもあった中で、ワンチャンスで決められてしまったのは非常にもったいなかったですし、ただチームとしてやりたいことができたという点では、内容に関しては少し改善されて良かった点だったんじゃないかと思います」

−公式戦で敗れた3試合はいずれも紙一重の試合を落としていますが、勝利を掴み取るために欠けているものは？

「サッカーの試合というのは個人に責任があるわけではなく、チームとして少しずつ足りないところがあるから負けてしまうのであって、今日の試合を振り返ってみると失点のところがクローズアップされてしまうと思うんですけど、その前の失い方であったり、決められるチャンスがあった中で決めきれなかったという点だったり、チーム全体としてほんの少しだけ足りないところがここ数試合、苦しい試合が続いている要因だと思います。別に悲観する必要はないですし、少しずつ改善していけば我慢強く耐えて決められる試合も増えてくると思います。そこは攻守両面で噛み合っていけば結果は自ずとついてくるものなので、守備が悪いから、攻撃が悪いからと分断して考えるのではなく、やっぱり全体として改善していけば結果はついてくると僕は信じています」

−守備の堅い名古屋を相手にしたからこそ見えた攻撃の課題は？

「ビルドアップのスタートとして、僕と大南選手がいるんですけど、そこから効果的な配球ができなかったこと、これがなかなかゴール前までボールを運べなかった原因だったと僕自身思いますし、逆に後半はそこのビルドアップの入り口のところで少し改善が見られた点で押し込む時間帯が増えてきたというところで、名古屋はゴール前に強さであったり、あとはチーム全体でハードワークするところだったり、試合をしていて堅守と言われているチームだと感じましたし、これからそういうチームに勝っていくためにはビルドアップの入り口、CBのところ、ボランチのところを改善していかないと今日の前半のような難しいゲームになってしまうと思いました」

−ビルドアップを改善したというのは、具体的にどういうところを変えた？

「CBのポジショニングと、あとは意識付けのところはハーフタイムに言われたので、それを行うことで改善されたと思います」

−名古屋の選手がピッチ状況が良くなかったと言っていましたが、プレーしていかがでしたか？

「それはルヴァンカップの横浜FC戦でも感じていたことなので、自分自身は2試合目なので特に驚きはなかったですけど、ただピッチコンディションは良いものではなかったですし、ビルドアップやボールを扱ううえで少し難しさがあったのは事実ですけど、それは両方のチームに言えることなので、もっと適応してパススピードを速くするとか、そういうところを改善すればそんなに気にならないぐらいのレベルのピッチコンディションだと思います」

−上島選手が出場した前の2試合は、ご自身にとって難しい試合になりましたが、そこから切り替えて臨めたのかと、今日の試合の課題について。

「開幕戦と横浜FC戦と、自分のミスもあって結果がついてこない中で、今日の試合に関してはメンタリティーについてはうまく切り替えてゲームに臨みました。ただ、内容については、前半はなかなか潰しきれずに、相手のFWを自由にさせてしまったり、いろいろ課題が残る内容だったので、大きなミスがなく試合を終えられたのは前の2試合と比較して良かったところですけど、ただ結果がついてきていないのでやり続けるしかないと思います」

−中2日で川崎戦がありますが？

「今日本で一番強いチームだと思いますし、ストライカーにはレアンドロ ダミアン選手という素晴らしい選手がいるので、僕自身そこに負けたくない、そこで相手のストライカーを抑えてチームの勝利に貢献したいという強い思いがありますし、チャンスが回ってきたらそこで力を発揮したいと思います」