「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

名古屋の堅陣をこじ開けられず。勝負を分けた“わずかな差”/J1 第3節 柏 vs 名古屋【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第3節

柏 0−1 名古屋

三協フロンテア柏スタジアム 18:01KO

得点者:58分 稲垣祥(名古屋)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF川口尚紀、大南拓磨、上島拓巳、古賀太陽、MFヒシャルジソン、椎橋慧也、江坂任、イッペイ シノヅカ、瀬川祐輔、FW呉屋大翔

 

「1点取った以上は、当たり前ですけど失点をしなければ勝ちなので。そこからの試合の運び方に僕らは自信を持っています」

これは決勝点を挙げた名古屋の稲垣祥の言葉である。

試合前に取材に応じた古賀太陽も「名古屋相手に先に失点してしまうと難しい展開になる」と話していたとおり、昨季第31節の敗戦同様、名古屋の勝ちパターンへ持ち込まれてしまったことがすべてだった。

前半から柏は攻めあぐねた。ボールを奪った後に攻め急ぎ、マイボールをすぐに相手に明け渡してしまう場面が多く、リズム乗れない。逆に名古屋に作られたピンチは、ほとんどが柏のちょっとした連携のズレやミスから生まれたものだった。ただ、辛くも水際で失点を阻止し、名古屋ペースの前半を無失点に抑えたことで後半の反撃を待った。

そして前半から後半にかけて、ネルシーニョ監督の修正が入る。

(残り 1229文字/全文: 1729文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ