「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

戦術的にはプランどおりの展開に持ち込むも、問われるのは最後のクオリティー/J1 第4節 川崎 vs 柏【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第4節

川崎 1−0 柏

等々力陸上競技場 17:33KO

得点者:80分 家長昭博(川崎)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF高橋峻希、上島拓巳、染谷悠太、三丸拡、MFヒシャルジソン、椎橋慧也、江坂任、クリスティアーノ、仲間隼斗、FW呉屋大翔

 

前節終了時点で、1試合平均3得点を奪っている川崎に対し、柏は事前に準備してきたゲームプランどおりの展開へ持ち込んだ。

守備の局面ではバランスの取れた4−4−2のコンパクトな3ラインを敷き、後方から指示を出す染谷悠太のコーチングもあって、呉屋大翔と江坂任が前線で規制をかけながら、中央を締めて川崎に縦に打ち込むポイントを作らせなかった。

また、ボールを奪った後は江坂がジョアン シミッチの周囲のスペースを取るか、もしくは染谷や上島拓巳のフィードでオープンへ展開し、効果的にカウンターを仕掛けていく。

長短のパスの使い分けが良く、それによって川崎の全体の陣形が普段と比べ間延びし、その距離間の開きは川崎のパスワークのテンポを滞らせる形となった。

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