「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

後半の攻勢から得点が生まれたからこそ、前半の不甲斐ない内容が悔やまれる/J1 第6節 柏 vs 清水【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第6節

柏 1−2 清水

三協フロンテア柏スタジアム 16:03KO

得点者:4分 鈴木義宜(清水)、28分 チアゴ サンタナ(清水)、66分 神谷優太(柏)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF古賀太陽、上島拓巳、大南拓磨、三丸拡、MFヒシャルジソン、椎橋慧也、クリスティアーノ、マテウス サヴィオ、FWイッペイ シノヅカ、細谷真大

 

前節の鳥栖戦からスタメン5人を入れ替えた。中でも先日日本代表に初選出された江坂任のメンバー外については、ネルシーニョ監督は「連戦でずっと試合に出続けているため」と疲労が理由にあると述べた。加えて、やはり得点が取れていないことから、攻撃陣の特徴を変えるという狙いもあったのだと推測される。

細谷真大を抜擢し、ジョーカーとしての途中からの起用を予想していたマテウス サヴィオをスタメンに選んだ。

しかし特徴を変えた攻撃陣の、その色が出る前に早々とセットプレーから失点を許してしまう。

試合前の取材でネルシーニョ監督が「アラート(警戒を強めて)に試合に入る必要がある」とポイントを挙げたとおり、得点力不足に苦しむのであれば、先に失点をしないことが勝利への絶対条件のはずだった。

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