「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

90分間、高い強度で戦い抜いた末の勝利。重要なのは、これを継続すること/J1第9節 柏 vs G大阪【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第9節

柏 1−0 G大阪

三協フロンテア柏スタジアム 17:03KO

得点者:76分 大谷秀和(柏)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF大南拓磨、上島拓巳、古賀太陽、MF北爪健吾、椎橋慧也、仲間隼斗、マテウス サヴィオ、三丸拡、FW江坂任、クリスティアーノ

「まだ試合があるからではなく、8試合を終えて勝点4しか取れていない状況を理解して、もっと危機感を持て!」

ネルシーニョ監督の強い口調が、試合前日のミーティングルームに響き渡った。

ここまで落とした試合を振り返ってみても、90分を通じてみれば自分たちの狙いどおりの展開へ持ち込んだ試合も少なくはなかった。だが悪くない試合をしながらもイージーミスや一瞬の気の緩みから失点を許し、勝点を積み上げられない。そんな試合内容に、選手たちからは「危機感を持たなければならない」という言葉は何度か飛び出すも、指揮官の目にはまだまだ危機感が欠落していると映ったのだろう。

ましてや3週間ぶりのホーム日立台に選手たちのテンションはさらに上がる。「スタートで出ていた選手もベンチの選手たちも含めて、今日なんとかしようという気持ちはすごく持っていた」(大谷秀和)と並々ならぬ勝利への意欲を抱いて、選手たちはこの試合のピッチに立った。

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