「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

難しい状況ながら、総力戦で勝ち取った価値ある勝利/J1 第10節 大分 vs 柏【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第10節

大分 0−1 柏

昭和電工ドーム大分 14:01KO

得点者:53分 江坂任(柏)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF川口尚紀、上島拓巳、古賀太陽、北爪健吾、MF椎橋慧也、仲間隼斗、神谷優太、三丸拡、FW江坂任、呉屋大翔

水曜日に新型コロナウィルス感染症の陽性判定を受けた選手が出たことで、メンバーを変えざるを得ない状況となり、なおかつ木曜日以降のトレーニングはできてはいたが制限が設けられた中では、今節の大分戦は極めて難しいシチュエーションだった。

7試合ぶりのスタメン出場にして、しかも本職のSBではなく3バックの右で起用された川口尚紀は「久しぶりの試合だったので最初はフワフワした」と話していたとおり、序盤は北爪健吾との連携が噛み合わない場面が見受けられたものの、時間の経過とともに北爪、上島拓巳との関係性は良くなっていく。

相手の25番の小林選手が下がって受けようとしているので、自分はそこにマンツーマン気味に付いていくというのがチームとしての約束事だったんです。大分さん的には僕が出た背後をずっと狙っていたんですけど、そこは拓巳と健吾くんのカバーに任せて、自分は足元を狙うというやり方でした」(川口)

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