相手の狙いを封じた守備と、サイドを凌駕した鋭い攻撃が生んだ5発快勝/J1 第11節 柏 vs 徳島【レビュー】
2021明治安田生命J1リーグ 第11節
柏 5−1 徳島
三協フロンテア柏スタジアム 16:03KO
得点者:9分 呉屋大翔(柏)、27分 江坂任(柏)、30分 椎橋慧也(柏)、48分 仲間隼斗(柏)、64分 呉屋大翔(柏)、74分 宮代大聖(徳島)
●スタメン
GKキム スンギュ、DF川口尚紀、上島拓巳、古賀太陽、MF北爪健吾、仲間隼斗、椎橋慧也、高橋峻希、FW江坂任、呉屋大翔、神谷優太
柏の守備の狙いは立ち上がりから明確だった。
徳島がビルドアップの入り口を作ろうとCBがボールを持つときには4−5−1のコンパクトなブロックを作って陣形を整え、SBへ展開された瞬間に江坂任、神谷優太が守備のスイッチを入れる。ダブルボランチには椎橋彗也と仲間隼斗が、両サイドには北爪健吾と高橋峻希がそれぞれ掴みにいく。
柏のプレッシャーに対する徳島の狙いを、鈴木大誠がこのように話している。
「相手のダブルボランチを引き出しながら、宮代(大聖)選手を生かしたり、相手が5バックから前に圧力を掛けてきたときの裏のスペースだったり、ビルドアップ時に相手がプレスを掛けてきたときの出口として有効だと思っていた」
確かに、序盤に徳島の藤原志龍に打たれたファーストシュートの場面は、ライン間でポイント作った宮代大聖を経由した形だったが、その後はトップ下の宮代、右サイドからインサイドに入る藤森考起がボランチの背後のスペースを使おうすると、川口尚紀と古賀太陽がかなり深い位置までポジションを上げてタイトに付き、徳島の狙う“出口”作らせなかった。
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