「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

決定力不足、セットプレーの失点、ビハインド後の形の見えない攻撃…。現状抱えるあらゆる改題が散見されたゆえの敗戦/J1 第13節 福岡 vs 柏【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第13節

福岡 1−0 柏

ベスト電器スタジアム 14:03KO

得点者:48分 志知孝明(福岡)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF大南拓磨、上島拓巳、古賀太陽、MF北爪健吾、仲間隼斗、椎橋慧也、三丸拡、FW江坂任、呉屋大翔、神谷優太

 

チャンスで仕留めきれない決定力不足、セットプレーからの失点、ビハインドを背負った後の試合運び。改善を要すべきチームの課題がここまで出てしまえば、敗戦という結果はやむを得ない。

柏も福岡もシステムは違ど、オーガナイズされた守備組織と激しい球際の攻防、そして奪ってから素早く縦に付ける、あるいは相手の背後を狙う意識という部分では、近いスタイルを持った両者である。

前節、柏は先に失点を許したことで仙台の守備ブロックを打ち崩せず、逆に福岡は浦和相手に先制するとしぶとく守り切って2−0の勝利を収めた。その試合内容からも、福岡に先に得点を奪われると難しい展開になるのはわかっていたことだった。

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