「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ネルシーニョ監督「一人多い中で、有効な決定機を得点に結びつけることができなかった」/J1 第21節 柏 vs 横浜FM【試合終了後コメント】

○ネルシーニョ監督

「前半、後半とも、少なくとも自分たちのテンポでボールを動かす時間帯は作れていたと思うんですが、ポゼッション、ゲームの支配において相手に上回られたと、ここまでシーズンを通してコンスタントに結果を残しているチームですので、ゲームの事前のスカウティングでも、相手の特徴的な部分としてカウンター、アタッカーのスピードに特に注意して今回のゲームに臨んだんですが、相手に退場があり、一人数が多い中でなかなか有効な決定機を得点に結びつけることができず敗戦を喫したという内容のゲームだったと思います」

 

−前半、相手が退場になるまでの方がバランスが良く、良い攻撃もできていました。退場者が出てからの30分間は停滞しましたが、その原因は?

「プランで言うとマルコスが退場していなくても、ポジション、システム自体を変えるつもりはありませんでしたが、予想外だったのが神谷優太が離脱せざるを得ない状況に追い込まれてしまったことです。今日のゲームでは彼が非常によかったので、彼の守備から攻撃に出ていく形もいくつか作れていましたし、彼が起点となって前線の瀬川、ペドロにボールをフィードする形も作れていました。彼を交代しなければいけなくなったところがチームとして痛手であったと、ドッジ が入ったんですけど、前半優太がになっていた役割をドッジができたかというと、優太ほどの生産性の高いプレーはできていなかったと思いますので、優太を替えなければいけなかったのが痛手だったと思います」

 

−後半途中にクリスティアーノ選手、北爪選手を同時投入しました。勝負をかけた交代だったと思いますが、どのようにして得点を奪う狙いがありましたか?

「狙いはもちろんあの状況で、より人数をかけて攻撃的に出なければいけない。あとは三原が相当体力を浪費していたこともあり、守備の機能を落とさずに攻撃にも出ていけるということで瀬川をインナーに置いて、クリスティアーノを前に置きました。(高橋)峻希も相当体力の疲労が蓄積していたので、(北爪)健吾はWBでいつも良い働きをしてくれていたので、そこに起用したというところなんですが、なかなか効率よく攻撃の形を作れなかったと見ています」

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