「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ネルシーニョ監督「勝点6以上の価値のあるゲームで、選手たちが非常に重要な勝点を取り切ってくれた」/J1 第26節 徳島 vs 柏【試合終了後コメント】

○ネルシーニョ監督

「今日の試合は非常に難しい試合になりました。序盤から非常に激しい攻防があり、球際も両者一歩も譲らず、そういう時間帯が続きました。今日はロッカールームで選手を送り出す際に、一人ひとりが出し切れる以上のものが求められる試合だと、技術的なクオリティー、組織的に戦うその姿勢が今日はモノをいう試合になるという話をして、個々のパーソナリティーと一人ひとりがチームのために戦う献身性が求められる試合だと声をかけて送り出しましたが、ゲームの途中で相手のプレッシャーを受ける時間帯もありましたし、疲労が蓄積して足をつる選手もいましたけど、選手たちは結果を懸けてハードワークしてくれましたし、今日の結果は選手たちがしっかりやってくれた分、それに見合った相応しい大事な結果だったんじゃないかと思います。今日の試合は勝点6以上の価値のあるゲームだと言いましたが、そのとおり選手たちが今後戦いを進めていくうえで非常に重要な勝点をしっかりと取り切ってくれたと思います」

 

−前節の鳥栖戦では守備のハマらない時間帯がありましたが、前節の敗戦が教訓となってこの試合に活きた部分や、修正した部分はどういう点でしょうか?

「前節が終わってから、選手たちと会話する時間を設けました。特に最終ラインの選手を集めて映像を見せて、彼らと対話をしたことによって、我々がやろうとしている守備のオーガナイズを確認したうえで、一人ひとりの意見も聞いて、守備のオーガナイズを一回整理しようと。彼らと良い話し合いができたので、やはり失点をくらうときというのは、最終ラインと2列目の間に起点を作られて、そこから危機的な状況を招くということが多かったので、そこをしっかりとラインをコンパクトに保ちながら、ライン間のスペースを相手に与えない。選手たちはこちらが求めた要求にしっかり応えてくれたと思いますし、一人ひとりがやるべき役割を遂行してくれたと思っています」

 

−今日は瀬川選手と細谷選手の2トップでしたが、彼らを起用した意図と評価をお願いします。

「人を替える、形を変えるというのは、その変更には目的があって、よりチームが攻守においてスムーズに戦うという狙いを持ってこういう変化をつけるわけですが、これまで攻撃のところはこちらが思ったよりも決定機を作れていないということで、今週は瀬川と(細谷)真大に話をして、少し攻撃のところでアクセントを付けたい、テンポを変えたいと伝えたうえで、二人ともこちらが求めた要求どおりに相手が空けたスペースを突いていく、組織的に相手が空けた前線でのスペースを突いてカウンターに出ていく回数も相当数あったと思うので、瀬川に関しては今日ゴールを決めているので、二人ともよくやってくれたと思います。真大も2回ほど決定機があったと思うので。今日の二人は前半からこちらが求めた要求どおりしっかりやってくれたと思います」

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