「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

瀬川祐輔、咆哮の決勝弾。価値のある“6ポイントゲーム”を制する/J1 第26節 徳島 vs 柏【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第26節

徳島 0−1 柏

鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 19:03KO

得点者:38分 瀬川祐輔(柏)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF川口尚紀、染谷悠太、上島拓巳、古賀太陽、三丸拡、MFヒシャルジソン、戸嶋祥郎、クリスティアーノ、FW瀬川祐輔、細谷真大

総走行距離11.749キロ、スプリント回数35。これは徳島戦で記録した細谷真大のスタッツであり、この試合において両チームを通じてトップの数字だった。

運動量の多い細谷と瀬川祐輔を前線に配置するということは、ネルシーニョ監督が「人を替える、形を変えるというのは、その変更には目的がある」と述べたとおり、敗れた鳥栖戦を受けての変化だとも受け取れる。

瀬川と細谷の運動量とスピードは、ペドロ ハウルとは異なる彼らの特徴であり、武器でもある。柏のシステム上、ワイドに開く相手SBには、インサイドハーフの選手が対応するためどうしても寄せが遅れ、そこで起点を作られる状況になりはした。しかし相手のCBとボランチが作るビルドアップの入り口には瀬川と細谷が規制をかけ、戸嶋祥郎とクリスティアーノは揺さぶられても本当によくスライドをして献身的にプレーをしてくれた。

(残り 1314文字/全文: 1857文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ