「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

クリスティアーノの豪快な一撃が炸裂! 全選手が献身的に戦い、横浜FCに競り勝つ/J1 第27節 柏 vs 横浜FC【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第27節

柏 2−1 横浜FC

三協フロンテア柏スタジアム 19:03KO

得点者:29分 瀬川祐輔(柏)、33分 渡邉千真(横浜)、71分 クリスティアーノ(柏)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF川口尚紀、大南拓磨、上島拓巳、古賀太陽、三丸拡、MFヒシャルジソン、戸嶋祥郎、クリスティアーノ、FW瀬川祐輔、細谷真大

ネルシーニョ監督は「ゲームを相対的に見たときに我々が80%ゲームを支配できていた」とこの試合を振り返った。

これまでの試合では柏の5−3−2にシステムに対し、4バックを敷く相手のSBが起点を作ることでボールを持たれる時間帯が長くなっていたが、今回は横浜FCに合わせて3−4−2−1のミラーゲームに持ち込んだことによって、各局面で選手がマークを掴みやすい状況が生まれていた。

相手のシステムと噛み合わせを良くしたぶん、出どころを抑えたり、前から全員ではめたりする形をより作れていた。前線の追いの結果、後ろも限定されていて、制限しやすかった」(戸嶋祥郎)

加えて、前節に続きスタメンに入った細谷真大の前からの追い込みが凄まじかった。彼が守備のスイッチを入れれば、そこに連動して各選手が自分のマークを掴みにいける。また、細谷はボールを奪えずとも相手が後方に下げざるを得ない状況を作りだすなど、貢献度は非常に高かった。

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