キャプテン、古賀太陽【コラム】
柏では、キャプテンは監督から直接指名されるわけでもなければ、何かしらの協議があって決まるわけではなく、試合当日のロッカールームにて、その選手のロッカーにキャプテンマークが置かれているという。もちろん腕章を誰に託すかは監督が決めるのだが、そこは指揮官からの無言のメッセージとでも言うべきか。
そして今季は第17節の札幌戦から直近の横浜FC 戦まで、古賀太陽が11試合連続でゲームキャプテンを任されている。昨季第20節の横浜FC戦で初めてキャプテンマークを巻いた際には、見ているこちらも少々驚かされたものだったが、今では左腕に腕章を巻く姿もすっかり見慣れた感がある。
「昔から太陽のことをずっと見てきて、彼はプロサッカー選手として本当に相応しい立ち振る舞いをしている。目の前のタスクに真摯に立ち向かうという姿は本当にプロフェッショナルだ。加えて彼は非常に謙虚で、他人の意見を耳を傾けるということが自然にできる。現状でタニ(大谷)がピッチに立てないこの状況で、彼にキャプテンマークを託したのは、まさにそういう理由です」
これが、ネルシーニョ監督の話す古賀をキャプテンに任命した理由である。
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