「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

相手のセットプレー2発に沈み、19本のシュートを放つも決めきる精度に欠けた/J1 第30節 G大阪 vs 柏【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第30節

G大阪 2−1 柏

パナソニックスタジアム吹田 19:03KO

得点者:3分 宇佐美貴史(G大阪)、26分 菅沼駿哉(G大阪)、86分 神谷優太(柏)

●スタメン

GKキム スンギュ、DF北爪健吾、エメルソン サントス、大南拓磨、古賀太陽、三丸拡、MF椎橋慧也、マテウス サヴィオ、クリスティアーノ、FW瀬川祐輔、細谷真大

 

3連勝の後の2連敗。相変わらず浮き沈みが激しい。

一個前にクリアするチャンスが何本かあったので、セットプレーを与えなければ一番良かった」(大南拓磨)

相手にセットプレーを与えない、もしくはノーファウルで奪い切れればそれに越したことはない。しかしそれでも、90分の中で相手にセットプレーを与える機会は必ずある。

1失点目は宇佐美貴史のキックの質が高かったとはいえ、菅沼駿哉に簡単に前に入られ、ニアを取られたことで、雨でスリッピーな状況も含めてGKにとって処理が難しいシチュエーションを作らせてしまう。

2失点目は椎橋慧也がファーサイドで柳澤亘にブロックされ、菅沼には北爪健吾が競りにいったものの、守備側からすれば背中から入ってくる選手は捕まえづらく、ゴール前の駆け引きでG大阪に完全に上回られていた。

前半の26分まで2本のセットプレーで2失点を許し、ビハインドを追う苦しい展開を強いられた。

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