「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

スコアレスドローに終わるも、両チームの堅守が光った緊迫の90分間/J1 第36節 柏 vs 福岡【レビュー】

2021明治安田生命J1リーグ 第36節

柏 0−0 福岡

三協フロンテア柏スタジアム 16:03KO

●スタメン

GKキム スンギュ、DF大南拓磨、高橋祐治、古賀太陽、三丸拡、MFマテウス サヴィオ、三原雅俊、ドッジ、仲間隼斗、FW武藤雄樹、クリスティアーノ

ここ数試合、相手の福岡は3バックシステムを主体にし、1トップにジョン マリ、もしくはフアンマ デルガドを置き、2シャドーには機動力のある選手を配置していたが、今回はジョン マリとフアンマの屈強な二人を前線に並べる4−4−2を採用してきた。

それゆえ、序盤は2トップの高さと強さを活かす福岡のフィードに押し込まれ、立て続けにセットプレーを与える苦しい時間帯が続いた。

以前の噛み合わない時期であれば、こうした立て続けのセットプレーや、パワーのある2トップに引っ張られることで他の選手への対応が疎かになるなど、どこかで守備に隙が生じ、失点を喫することで余計にリズムを壊す展開も見られたが、今回の福岡戦では我慢の時間帯でも全員が集中を切らさずに耐え抜いた。

高橋祐治と古賀太陽は、ジョン マリとフアンマへのフィードに対し、果敢にエアバトルを繰り広げた。

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