「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

猿田遥己「日々、練習から準備をしてきた成果を試合で出せた」/天皇杯3回戦 柏 vs 徳島【試合終了後コメント】

○猿田遥己

「GKというポジションはいつ出番が回ってくるかわからないので、日々練習から準備をしてきたので、準備してきたものを出そうと(井上)敬太さんとも話していました。何個かミスはありましたけど、敬太さんと日々トレーニングをしてきたプレーを出せたので、日々の練習の成果が試合で出たのかなと思います」

 

−立ち上がりいきなり失点。そこからどう立て直しましたか?

「正直、試合自体が2年ぶりで、90分出るのも2年ぶりだったんですけど、最初は緊張もあって、からの早い失点だったんで、その後にセーブをして自分の気持ちが上がりました。決められても絶対に声だけは出し続けようと思っていたので、声で自分を盛り上げられたのが良かったと思います」

 

−前半、危ない場面を抑えましたが?

「あれは練習で、右足を抜くという動作のプレーの一つで、そこを敬太さんと練習の中でもやっていたので、それを蹴られる前に止まって、しっかり抜いて反応できました。練習ではああいうのを弾いた後に決められるイメージがあったんですけど、今日はその後起き上がって冷静に抑えられたので、練習でやっていることを120%できたプレーだったなと思います」

 

−昨年は怪我もあり、レイソルでもなかなか試合に絡めず難しい時期もあったと思います。そこで今日の試合を迎えたことについて。

「去年、1年間は毎日自分の足を心配しながらやっていた日もあったし、全然うまくいかないで落ちる日もあったんですけど、そこで横浜FCの一緒に戦っていたGK陣としっかり取り組んで、そこでさらに今年はレイソルに戻ってきて、韓国代表のスンギュさん、アンダーの代表の(佐々木)雅士、マツケン(松本)のプレーを見たり、そこで切磋琢磨してやれた時間は、2年間苦しみましたけど、レイソルに戻ってきてめっちゃ良かったです。敬太さん頼りではないですけど、怪我でうまくいかなかったり、シーズン初めも敬太さんが声をかけてくれたりして、敬太さんと2年前の自分と比べて全然ダメなんだと話して、だけど一個一個薄い紙を重ねて大きくしていこうと話して、朝も一番最初に来て、一番最後に帰って、それが100%良いわけではないですけど、そういうところから自分を見つめ直してやることで自分の自信に繋がると思っていたし、この4か月の間、言われたことはいっぱいあって、パンクすることもあったんですけど(苦笑)、そこでもブレずに、絶対に朝一番早く来て、チームの中で一番良い準備をして練習に取り組もうとずっとやってきたので、そういうのが繋がった試合なのかなと、逆にここが終わりじゃなくて始まりなので、毎日継続してやっていきます」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ