武藤雄樹「自分自身の感覚が研ぎ澄まされている、調子が良い感覚がある」／J1 第25節 柏 vs 広島【試合終了後コメント】

2022年08月14日 22時21分　
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○武藤雄樹

−点を取れている要因を、先日は自信だと話していました。今日の得点シーンのボールの置き所やシュートのタッチを見ると、得点感覚が研ぎ澄まされている印象を受けましたが？

「それも自信につながるのかなとは思うんですけど、やはりゴールを決められていることで自分の中でもゴール前の落ち着きを感じますし、ボールを持ったときのイメージも出てきています。そういう意味ではゴールを積み重ねるごとに、自分自身の感覚が研ぎ澄まされている、調子が良い感覚があります」

−中央をこじ開ける形でした。一連のシーンを振り返ってみて

「まず僕が裏に抜けて椎橋からボールを受けようと思いました。そこには出てこなかったんですけど、その空いたスペースに対して小屋松がうまく入ってきてくれて、そこにしっかりとしたパスが入って僕のところが空いたので、最後に僕のことを見てくれていいパスをくれましたし、落ち着いて決められたと思います。小屋松はボールを引き出すのがうまいですし、狭いところでのプレーもうまくて、今日は彼が1個後ろのインサイドハーフに入ってFWに近づいてプレーをしてくれたことで、ああいったいいゴールが生まれたのではないかと思います。

−今日のような紙一重の試合を取り逃してしまった原因を挙げるとすれば？

「やはり僕たちは3失点してはいけないチームだと思っているので、監督も『まずは良い守備から入ろう』ということは言っていますし、そういった中でもちろんディフェンスだけの責任ではなくて、チーム全体としての話なんですけど、課題としているセットプレーで決められてしまったりですとか、僕たちが勝ち続けるならば、今日の3失点はいただけないと思います。ただ、下を向いていてもしょうがないですし、次の試合に対してまたどういった準備ができるかというところをみんなで考えながら。やはり上に行くためには連敗は絶対にしてはいけないと思っているので、次もう一回勝てるように頑張りたいと思っています」

−今までは2トップの組み合わせが小屋松選手と細谷選手、または武藤選手という組み合わせになることが多かったですが、今日は小屋松選手が一列下がって細谷選手との2トップになりました。今日の細谷選手との2トップの手応えをどのように感じますか？

「特別良かったかと言われると、もっともっといいところを出したかったというのが正直な感想ですけど、どちらもディフェンスラインで駆け引きしながら裏を狙ったりですとか、自分でゴールに持ち込みたいタイプだと思うので、そういうのはお互いに話し合いながら。ただ、どちらかが裏に抜けたら一人が足下に入るとか、そういったことをお互い見ながらやれたらいいねというふうには話していました。先ほどの僕のゴールのところでは小屋松がボールを受けましたけど、その時細谷も少し下がってボールを受けていたと思います。そういったシーンもあったと思うので、そこまで組んだ回数は多くないと思うのですが、これから組むこともあると思いますし、もっともっといい関係性が出来れば。今日みたいな広島のディフェンスラインはすごく前に強いタイプのチームカラーだと思うんですけど、ワンツーでうまく剥がしたりですとか、もっとコンビネーションを出せればより怖さを出すことができたのかなとは思います」