【トリニータうぉっち】★トリニータ祝J1昇格★山形戦の星雄次ゴールを解析
大分トリニータはJ1昇格をかけてアウェーでモンテディオ山形と対戦。3ー4ー2ー1と3ー4ー2ー1のいわゆる”ミラーゲーム”で2位の大分にとっても難しい試合になると予想されたが、前半18分に左ウィングハーフの星雄次が鮮やかな先制ゴールを決めた。
その後、何度か追加点のチャンスがありながらも決めきれなかった大分。勝利目前でモンテディオのアルヴァロ・ロドリゲスに同点ゴールを決められたが、3位だった町田ゼルビアが東京ヴェルディと引き分け。ヴァンフォーレ甲府に勝利した横浜FCに勝ち点で並ばれたものの、得失点差で悲願のJ1昇格を決めた。
(序盤に貴重なゴールを決めた星雄次 Photo: Noriko NAGANO)
■布陣
山形 3−4−2−1
————櫛引————-
—–熊本–坂井–松本——
三鬼—-本田—-中村—内田
——-南———–小林——
————阪野————-
大分 3−4−2−1
————三平————-
—-後藤———-藤本——
星—–丸谷—-前田—松本
—–福森–鈴木–岩田——
————-高木————
■展開
右スローインからのビルドアップで岩田を起点に鈴木を経由して左の星に展開。そこから鈴木、星、福森、鈴木、岩田とつなぐと、その間に2列目から引いてきた三平が縦パスを受け、アウトサイドの松本がワンタッチで斜め前に叩くと、岩田がアンダーラップで追い越しながらボールを受けて加速する。
この時点でアタッキングサードは大分が岩田、馬場、藤本、星の4人、山形が熊本雄太、坂井達弥、3人という状況に。岩田は右ワイドをまっすぐ持ち上がり、藤本憲明が縦を狙い、馬場賢治は少し手前でインサイドに動く。山形のディフェンスが下がりながら対応を強いられる状況で、逆サイドから少し遅らせながら入ってきた星がフリーで岩田のグラウンダークロスを右足で合わせ、鮮やかにゴールネットを揺らした。
■解説
大分らしい見事なサイド攻撃から逆サイドの星が決めるという最終節のゴールらしいスペクタクルな形でした。1つアクセントになったのが三平の引いて受ける動きです。これで松本怜大がマンマーク気味に出て行くことで前線の守備を薄くさせます。
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