サッカーの羅針盤

【グランパスうぉっち】【ショウナンうぉっち】J1残留をかけた最終戦。シャビエルのシュートと岡本のブロックに見る研ぎ澄まされた間一髪の攻防。

残留争いの渦中にある名古屋グランパスと湘南ベルマーレの最終節は無条件に勝利した方が残留。負けた方は他会場の結果により16位で”入れ替え戦”(J1参入決定戦)に回る、引き分けの場合はベルマーレが残留、グランパスは他会場の結果次第という状況で行われた。

しかし、ベルマーレは最初から引き分け狙いをするつもりは毛頭ないとばかりに攻勢をかけ、前半19分に梅崎司を起点に金子大毅が左から出したクロスに菊地俊介が中央から回りながら左足で捉えてGKrアンゲララクを破った。その後は湘南サイド、名古屋サイドともに疑わしいPKで1点ずつ取ると、後半30分にはハンドで得た2度目のPKをジョーが決めて2-2の同点に。

しかし、この時点で他会場はサガン鳥栖が鹿島アントイラーズとスコアレス、さらにジュビロ磐田がすでに優勝を決めている川崎フロンターレから後半30分に大久保嘉人が先制ゴールを決めており、引き分けのままではグランパスが、グランパスが勝ち越せばベルマーレが入れ替え戦という状況になる。ここから攻めるグランパス、守るベルマーレという構図が明確になった。

相手陣内でボールを持つと6人、7人とゴール前に人数をかけるグランパス。逆に全員守備から隙があればロングカウンターでとどめを刺そうとするベルマーレ。そうした攻防戦が続く中で迎えた85分にそのシーンは起きた。

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