【サッカーパック人気5位】 【名古屋vs松本】プレビュー:2017シーズンと同じ轍は踏めぬ。前節か…

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無料記事【Jうぉっち】[鳥栖vs名古屋]その時、ゴール前に宮原が。グランパスの先制点に繋がった攻撃のビジョン

開幕戦のサガン鳥栖と名古屋グランパスは後半に4点を叩き込んだグランパスが4−0と大勝した。その1点目は後半18分。センターバックの丸山祐市が左足で出したスルーパスをジョーがディフェンスラインの合間で受け、ファーストタッチで前を向いて左足でゴール右に決めた。

タイミングよくパスを出した丸山とジョーが見事だったシーンだが、グランパスならではの厚みのある攻撃にゴールまでのビジョンがシンクロして生まれたゴールと言える。

ポゼッションからグランパス全員がサガン陣内に入り込んでいる状況で、起点になったのはガブリエル・シャビエルの右サイドに流れてのプレー。右サイドバックの宮原和也からボールを受けて深い位置まで進出すると、宮原がフォローアップして同サイドにサガンのディフェンス2人を引きつける。

シャビエルが宮原にバックパスを出すと、ボランチのジョアン・シミッチを経由し、左横まで上がった丸山にボールが渡った。シミッチの右からのパスを受けてスムーズにターンする動きは効果的だったが、この時に米本拓司は右サイドを前に上がった宮原の背後に周り、リスク管理と同時にトーレスのディフェンスを引きつけて、中央を空けていた。

ゴール前にはジョーの他に杉森考起と前田直輝がいたが、そこに右後ろからスプリントで加わって行ったのが宮原だった。これによりサガンは守備を組織で逆側にスライドできなくなり、ジョーには高橋祐治がマンツー気味についたがファーストタッチで外側から前を向かれ、原輝綺のサンドも間に合わなかった。

グランパスの多くのチャンスは最終的に出し手と受け手の関係でほぼ成り立つ部分もあるが、ベースとして攻撃の厚みにより相手のディフェンスを分散させて実質的な1対1、2対2に持っていくところにビルドアップの肝がある。

このシーンは丸山とジョーのホットラインで勝負が決まったが、シミッチと米本の役割のシェア、宮原の右サイドの高い位置でガブリエル・シャビエルと絡んだところからの鋭いエリア内侵入といったプレーが効果的なお膳立てを作り出したと言える、非常にグランパスらしいゴールだった。

 

 

 

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