【川島永嗣：特別記事】欧州で挑戦を続ける「メンタルモンスター」に宿るＪの源流。川崎フロンターレ、そして楢崎正剛への思いを語る（元川悦子）

過去３大会のW杯で日本代表のゴールマウスを守り続けていた川島永嗣は欧州の地でもがき続けている。

大宮アルディージャでプロデビューした川島は若くしてポジションを獲得したが、日本を代表するGK楢崎正剛が、その名の通り正ゴールキーパーに君臨する名古屋グランパスに移籍。当時、誰もが驚くチャレンジで楢崎とハイレベルなポジション争いを繰り広げた。

そして新天地の川崎フロンターレではＪ２から昇格して間もなかったクラブがＪリーグ屈指の強豪クラブに成長する過程を支えた。そしてベスト１６に進出した南アフリカW杯の後にさらなる成長を求めてベルギーに渡り、そこからスコットランド、フランスと渡り歩いて来た。

その中でなかなか試合に出られず、時には所属クラブが無い日々を過ごした川島だったが、壁にぶつかる度に乗り越えて来た。「メンタルモンスター」の成長に影響を与えた川崎フロンターレ、そして名古屋グランパスでしのぎを削った楢崎正剛への思い・・・現地ストラスブールで元川悦子が踏み込んだ。

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