【ACLうぉっち】慶南戦の逆転劇は奇跡ではない。”ジーコスピリット”を象徴する10人の戦いを検証
鹿島アントラーズは慶南とアウェーで対戦し、後半アディショナルタイムの2得点で3−2の逆転勝利を飾った。
前半0ー0で進行した試合は後半にオウンゴールとジョーダン・マッチのゴールで2点をリードされたものの、クロスが相手のオウンゴールを誘って1点差に。しかし、追い上げムードの漂う中で後半39分に相手からのロングボールをめぐる空中戦で犬飼智也がパク・ギドンの側頭部に肘を入れてしまい、2枚目のイエローで退場となってしまった。
10人で攻める状況になったアントラーズだが、ここから無類の勝負強さを発揮した。
85分
最終ラインに下がった三竿健斗から中盤の名古新太郎へのパスが合わずキム・ジョンピルにカットされてしまった。ここから邦本宜裕に渡り、ゴール右のキム・スンジュンに渡るが、折り返しのボールを町田が冷静にブロックしてマイボールでゴールラインを割らせた。
87分
名古の縦パスが慶南にカットされてカウンターを受ける。キム・ジョンピルからのロングボールは町田がヘッドで跳ね返すもクリアが小さくなり、キム・スンジュンに拾われて二次攻撃を仕掛けられるが、名古が鋭くプレスバックして鹿島ボールにした。
勇気を持って町田をのぞく8人が相手陣内に攻め上がる鹿島は三竿、名古、左サイドの安西幸輝、山口一真と渡り、ペナルティエリア左のセルジーニョにパス。セルジーニョ は自分のトラップで大きく浮いたボールをシュートに持ち込むが、ブロックにあって手前に跳ねる。そこに山口が詰めると、セカンドボールをセルジーニョ が拾い直して、粘り強くマイボールのスローインに持ち込んだ。
(残り 2279文字/全文: 2945文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ