サッカーの羅針盤

【マリノスうぉっち】シンプルな攻撃に表れた”マリノスらしさ”。遠藤渓太のゴールを検証

横浜F・マリノスは駅前不動産スタジアムでサガン鳥栖と対戦しました。

昨年は金明輝監督が就任してすぐの試合で1−2と敗れている嫌な記憶のあるファンサポーターも多かったと思いますが、怪我の影響でベンチスタートとなった仲川輝人に代わり、右サイドで先発した遠藤渓太が前半17分にティーラトンのクロスに合わせて先制ゴールを決めると、22分にはルーズボールを起点にマテウスのパスを受けたエリキが追加点をあげます。

良い流れで試合を進めていたマリノスですが、鳥栖も後半に入ると割り切ったサイド攻撃でチャンスを作り、MF松岡大起に代えて豊田陽平を投入すると、迫力ある攻撃を繰り出し、元マリノスの金井貢史のマイナスクロスに原川力が飛び込んで合わせます。さらにCKから原川のキックに豊田が合わせたヘッドがクロスバーに嫌われるなどサガンの反撃にあいますが、1点のリードを守りきったマリノスが勝ち点3を獲得し、同じく勝利した鹿島アントラーズ、FC東京と勝ち点1差のまま、逆転優勝に望みを大きくつなぎました。

マリノスの先制点はティーラトンの正確な左足クロスに遠藤が見事に合わせた形でしたが、シンプルな展開にもアンジェ・ポステコグルー監督の掲げるスタイルのエッセンスが詰まったゴールでした。マリノスは4ー2ー1ー3、サガンは3ラインのゾーンをベースとする4ー4−2でした。

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