サッカーの羅針盤

【Jうぉっち】DAZN週間スーパーゴールを勝手に解説②ガンバ大阪/宇佐美貴史(vs ベガルタ仙台)

J1は第32節が行われ、数多くのゴールが生まれました。

DAZNに選出された週間スーパーゴールは以下の通りです。

川崎フロンターレ/脇坂泰斗 (浦和レッズ戦)

ガンバ大阪/宇佐美貴史 (ベガルタ仙台戦)

大分トリニータ/田中達也 (清水エスパルス戦) 

横浜F・マリノス/仲川輝人 (松本山雅戦)

清水エスパルス/ジュニオール・ドゥトラ (大分トリニータ戦)

そしてベストゴールには湘南ベルマーレ戦の森重真人(FC東京)が選ばれました。それぞれのゴールを解説したいと思います。

 ガンバ大阪/宇佐美貴史 (ベガルタ仙台戦)

この”ザ・個人技”のスーパーゴールをどう解説するねんという声もありそうですが、ガンバ大阪らしい流れでのゴールでした。

この前の局面でガンバは遠藤保仁を起点に左サイドからチャンスを作りましたが、藤春廣輝からのクロスはベガルタのディフェンスに跳ね返され、セカンドボールをガンバが拾います。

井手口陽介がヘディングで戻したボールを遠藤が拾ったところにFWハモン・ロペスが襲いかかり、ボールを引っ掛けるとサイドのスペースで阿部拓馬が拾ってドリブルで持ち上がり、ハモン・ロペスが外側から並走して危険な位置でボールを受けます。

しかし、ここで三浦弦太が実質1対2の状況から安部をチェック、そしてハモン・ロペスにパスが出ると、冷静にインサイドへの進出コースを消し、その間にボールを奪われた遠藤も全力で戻って阿部をマークします。

三浦にしつこく付かれたハモン・ロペスはボールをキープしながら周囲のサポートを待ちますが、ガンバの井手口、さらに小野瀬康介が囲むと、ハモン・ロペスの強引なキックに井手口が足に引っ掛けます。ボールはハモン・ロペスのもとに戻りますが、慌てて後ろに戻したボールをめぐり、前残りの宇佐美貴史とディフェンスラインからカバーに来た平岡康裕がルーズボールを争う形になりました。

ここで先にボールを触ったのは平岡でしたが、交錯してベガルタ側の左後ろに流れたボールを宇佐美が全力で追いかけ、遅れて来た永戸勝也のスライディングに遭いながらもマイボールにして右スペースを駆け上がります。

ここで宇佐美より手前にいたのは残ったセンターバックのシマオ・マテしかいませんでしたが、その背中を取る形でアデミウソンが動き出したため、シマオ・マテは宇佐美に行けずゴール前にステイする状態になり、ベガルタの他の選手も間に合わないうちに、宇佐美が右ワイドからヤクブ・スウォビィクの脇を破る宇佐美らしいシュートで決めました。

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