サッカーの羅針盤

だいたい無料【J2うぉっち】開幕戦から得点王ランキングの上位候補を探る

あ〜ちくしょ〜コロナの馬のケ◯〜!!!

という訳で中断期間も100日が過ぎようとしていますが「主役候補」記事に続く”J1沼”企画として得点王ランキングの上位候補を予想したいと思います。

まず参考になるのは開幕戦ですね。いきなり徳島デビュー戦でハットトリックを達成した西谷和希は本職MFながら今後どこまで得点を伸ばすか楽しみですが、やはり本職のFWには期待したいと思います。

興味深いのは昨シーズンの上位5人のうち、J2に残っているのがピーター・ウタカだけであること。所属クラブをヴァンフォーレ甲府から京都サンガに移しましたが、ほぼ確実に今シーズンも上位に名を連ねてくるはずです。

そのピーター・ウタカがどこまでゴールを重ねられるかは、新天地でのコンビネーションの確立に尽きます。3ー4ー2ー1の1トップに張るピーター・ウタカの後ろには宮吉拓実と中川風希が並びます。

レノファ山口との開幕戦では早い時間にリードを奪われた試合展開で、京都も敵地を恐れず攻勢をかけましたが、ピーター・ウタカがペナルティエリアでボールを受けたところで菊地光将に体を張って防がれるなど、最後のところでなかなかフィニッシュまで行けないシーンがありました。

それでもヴァンフォーレ時代の同僚である曽根田穣が入り、レノファのディフェンスに少し隙が生じた後半にはペナルティエリア内から惜しいシュートを放つシーンもあり、CKからの惜しいシーンもありました。

サポートはかなり厚く、ピーター・ウタカをフィニッシャーとして生かすビジョンも共有されているので、中断明けの東京ヴェルディ戦で初ゴールが生まれれば序盤戦からゴールを量産する気配も漂わせています。

そのピーター・ウタカに次ぐ得点王候補として期待できそうなのがジュビロ磐田の小川航基です。もともと器用な万能型FWですが、現在はゴールを奪うことに集中しており、クロスに合わせる動きはもちろん、味方のシュートにもいち早く反応してリバウンドを押し込もうとするなど、結果を出すことに強い意欲を誰よりも感じます。

昨シーズンは磐田から期限付きで移籍した水戸ホーリーホックにて17試合で7得点しています。

昨シーズンの日本人の最高得点は当時、V・ファーレン長崎に所属していた呉屋大翔(現・柏レイソル)の22得点でしたが、すでに開幕戦で2得点を記録しており、順調にゴールを重ねれば20得点以上を記録できるポテンシャルは十分にあるでしょう。

鍵はジュビロの攻撃設計がさらに洗練されることに加えて、相棒のFWルキアンがどれだけ相手ディフェンスの脅威になれるか。それによって小川にマトを絞りにくくなるので、ペナルティエリア内でもフリーになれるケースが増えていくはずです。

昨シーズン大宮アルディージャで13得点を記録したファンマもアビスパ福岡が2トップを採用しているため、前線で一人張るより得点チャンスが生まれやすくなる可能性があります。

開幕戦は2トップを組む遠野大弥が決勝点をあげましたが、かき回すタイプの遠野とのコンビがさらに向上すれば、大宮で生かしていた高さに加えてグラウンダーのチャンスからも危険なフィニッシュに持ち込みやすくなるはずです。

昨シーズン18得点のイ・ヨンジェはファジアーノ岡山で3年目となり、得点を取るポイントがかなり確立されてきています。開幕戦でセットプレーから決めたように、高さを生かしたヘディングは最大の武器ですが、ペナルティエリア内でうまくマークを外して味方のラストパスに合わせる形は安定した得点力につながっています。

そのイ・ヨンジェと相乗効果を期待したいのが昨シーズンはFC琉球で14得点を記録した上門知樹です。鋭いドリブルからのシュートは岡山の大きな武器になりそうですが、左サイドから彼がニアゾーンを攻略してイ・ヨンジェの得点機会を増やすことができれば、相乗効果になるはず。下手に分散することなく、二人が得点ランキングの上位に顔を出す展開になれば、岡山のJ1昇格も近くでしょう。

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