サッカーの羅針盤

【トリニータうぉっち】トリテン×KAWAJIうぉっち大放談:開幕戦から展望する大分トリニータの2020(前編)

Jリーグ2020シーズンが開幕しましたが、ご存知の通り新型コロナウィルスの影響で3月15日までの試合が延期になり、中断期間になっています。

そこで大分トリニータの公式コンテンツトリテンのライターひぐらしひなつさんと大分トリニータについて、セレッソ大阪との開幕戦を題材に放談しました。

膨大なボリュームにつき3回に分けて掲載します。

(写真:ひぐらしひなつ)

ひ・・・ひぐらしひなつ  か・・・河治良幸

開幕戦の相手は昨シーズンの最終節と同じセレッソ

 中断は残念ではありますが、ルヴァンとJ1リーグの開幕戦でやりたいことが見えたのかどうかで、リーグ開幕戦の相手がいきなり海千山千のセレッソ大阪だったので、基本スタイルを作っている最中のチームだとやりやすかったと思いますけど。

 昨シーズンの最終節でやったばっかりでしょ。守備に関しては当時からお互い手応えがあって、攻撃にテコ入れしたいと言うことで、攻撃的な補強もして開幕戦に臨んだわけじゃないですか。両方ともポジショナルプレーのチームで、片さん(片野坂監督)の方はどちらかというと攻撃に軸足があって、ロティーナ監督は守備に軸足がある関係なので、けっこう難しい試合でしたよね。

 確かに。前半8分という早い時間帯にセレッソが先制したこともあって。ロティーナ監督はポジショナルプレーと言いながら、ディフェンシブに固める時はそこまで「5レーン」(ポジショナルプレーで主流になっている、ピッチを縦の5レーンに区切って、選手の配置を取る戦術設計の理論ベース)で左右に幅を取ることにこだわらず、全体をコンパクトにしてきたりとか、手数をかけない攻撃にシフトするタイプだから。大分としては0-0でイーブンに行けていると、お互いの探り合いができるけど、ああなっちゃうとセレッソが守備を強調する形になるから。

(残り 3408文字/全文: 4169文字)

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