サッカーの羅針盤

ほぼ無料【ショウナンうぉっち】中断期間を”休み”ではなく”チームビルディング”の期間にできるかが大きな差になる。

Jローグはルヴァン杯とリーグ戦の開幕節を終えた後に新型コロナウィルスの影響で3月15日までの公式戦を延期しました。

その間、Jリーグのクラブはそれぞれの方法で過ごしていますが、湘南ベルマーレは浦和レッズとの開幕戦で2−3と敗れたものの得られた手応えをさらに確かなものにするために、継続的なトレー二ングに取り組んでいます。

山田直輝は「去年のが大変でしたよ。僕らだけ振り出しに戻される感じで」と語ります。

昨シーズンの後半戦にベルマーレは大きな危機を経験し、曹貴裁前監督の資格停止処分に伴い、10月から浮嶋敏監督が指揮を引き継いだものの、一度スイッチを切られたチームをすぐに立て直すことは難しく、最後は入れ替え戦を乗り越えての残留でした。

そこから杉岡大暉や山﨑凌吾と言った主力を引き抜かれながらも、アビスパ福岡で成長した石原広教をレンタルバック、ベガルタ仙台から大岩一貴、サガン鳥栖から福田晃斗と言った実力者を加え、ベルマーレから巣立った石原直樹を呼び戻すなど、継続と変化をミックスして開幕戦に臨みました。

「本当にこのあいだの開幕戦は結果だけが付いてこなかったので、そう言う試合を一番最初にできたのはすごい自信になりました。今までだったら内容が負けてても結果で勝つ試合がどちらかと言うと多くて、この間の開幕戦のような内容で勝てれば、自分たちの力が付いたと言うことになる」

山田直輝はそう自負しながらも「だからと言って課題がなかったわけでもないので。現に負けてますし、そこを改善してもっともっと良くなって行こうと言うのは開幕戦を終えてすぐに出ていました」とチームの雰囲気を語ります。

「それでも難しいですよね。あるはずだった試合が無くなって。でも、この期間を休みととってしまうか、チームビルディングの時間にするかと言うのは大きく差が出る。僕らは後者でやっています」

浮嶋監督もミーティングの開口一番に「湘南としては気持ちも切らさずに、しっかり課題に取り組んで行く」と選手たちに伝えていると言います。その湘南の強みとなるのは競争力でしょう。

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