サッカーの羅針盤

【シーエルうぉっち】アトレティコがアンフィールドでの激闘を制し、前回王者リヴァプールを退ける(全得点シーン解説付き)

チャンピオンズリーグのラウンド16はリヴァプールvsアトレティコ・マドリーの2ndレグが行われました。

ホームで1−0の勝利を収めていたアトレティコはアンフィールドで専守防衛とも言える戦い方でリバプールの攻撃を跳ね返しますが、前半43分にワイドルドゥムが決めて、リヴァプールが合計スコアを振り出しに戻します。

その後もリヴァプールは攻め込み、危険なシュートも放つものの、アトレティコは4バックの距離をほとんど開けることなく固め、背後を守護神オブラクが死守。ブロックを抜けて来るシュートをことごとく防ぎ、結局90分で27本を浴びながら許したゴールは1つでした。

延長戦に突入するとワイナルドゥムの突破からフィルミーノが粘る強く決めてリヴァプールがついに勝ち越しますが、アリソンを欠くリバプールはGKアドリアンが出したグラウンダーの縦パスが相手のジョアン・フェリックスに渡ってしまい、マルコス・ジョレンテに痛恨のアウェーゴールを奪われます。

合計スコア2ー2ながらアウェーゴールの差で有利に立ったアトレティコはフィルミーノのボールロストから素早く繋いでマルコス・ジョレンテが目の覚めるようなミドルシュートを突き刺します。

攻めるしかなくなったリヴァプールのクロップ監督はDFファビーニョとFWオリギを投入し、守備の要であるファン・ダイクを上げてパワープレー。さらに南野拓実を投入して攻撃の厚みを増やしますが、最後にアルバロ・モラタが駄目押しゴール。シメオネ監督率いるアトレティコが120分ながらプレミアリーグのビッグ6でも長らく成し得なかったアンフィールドでの勝利をもぎ取り、前回王者を退けてベスト8に進出を果たしました。

(残り 1303文字/全文: 2007文字)

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