サッカーの羅針盤

【選手ストーリー】FC東京 背番号1 GK児玉剛 第2話[移籍]

 京都、愛媛、山形とクラブを渡り、2019年、FC東京へ完全移籍。

プロになって11年目。

ポジションはゴールキーパー。

32歳、児玉剛の今。

 Jリーグ再開が待たれる中断期間、児玉はいつもと変わらず、ゴールキーパー練習を終えたあと、室内で入念な筋トレをこなし、あがってきた。児玉はケガなく2020年シーズンを迎えた。

第2話[移籍]

サンガで現役を引退した平井直人が、愛媛FCGKコーチに就任(2013年)。その平井から、児玉に声がかかる。

「平井さんは、サンガに加入したとき(2010年)に一緒にプレーしてて、俺の良さとか、能力とか知ってくれてる。平井さんに誘ってもらったから、迷うことはなかった」

4年間過ごしたサンガ、住み慣れた関西を離れる決断をする。

準備を重ねていた児玉は、2014Jリーグ開幕戦、J2愛媛FCのスターティングメンバーに名を連ねた。

 

「デビュー戦は覚えてる。アウェイの横浜FC戦。雨の中の試合やった。

プロ5年目やったから、特別緊張もしてなかった。愛媛FCのゴールを守るキーパーとして、勝たなきゃいけない、っていう気持ちでいっぱいやった」

201432日 横浜FC戦、愛媛は、後半5分に林堂 眞が2枚目の警告で退場。

数的不利になった残り時間、最後まで得点を許さず、スコアレスドローで勝点1を獲得した。

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