東京五輪の1年延期が新たな競争を生む。U-23日本代表に未招集の注目タレント(スピンオフ)パート2
新型コロナウイルスの影響を受けて、東京五輪が来年の7月23日開幕に延期が決定しました。
男子サッカーはU-23という出場資格をそのまま継続するのか、U-24に引き上げるのかが注目されますが、1年間の延期によって、本来ならほぼノーチャンスだった選手にも、メンバー入りのチャンスが出てくることは間違いありません。
今年のJリーグ開幕戦で確かなポテンシャルを見せた大卒ルーキーや年齢的に”谷間の世代”である99年、2000年生まれの選手なども今後の成長によって一躍、有力候補に浮上する可能性があります。
ヤフーで「東京五輪の1年延期が新たな競争を生む。U-23日本代表に未招集の注目タレント10」という記事を掲載し、多くの反響がありましたが、そこではピックアップできなかった注目選手を紹介していきます。(パート1はこちら)
パート2
安井拓也(ヴィッセル神戸)
イニエスタの背中を追い続けている技巧的なMFはゲームメイクのセンスをベースに、若くして神戸の良質な外国人選手や代表クラスとのプレーで磨かれた早い判断、グラウンダーパス の正確性と言った要素で、東京五輪世代でもワンランク上のレベルを身につけている様に思います。
U-16日本代表で堂安律や冨安健洋とともにプレーした経験を持ちますが2016年のUBS杯でU-19日本代表に選ばれて以降、日の丸に縁がなく”森保ジャパン”の招集もありません。しかし、サンペールを起用できないACLではイニエスタと中盤で共演し、韓国の強豪を相手に優れたボールさばきとパスを披露して、勝利に貢献しました。
攻撃のコンダクターとしての持ち味が特徴的で、本編では藤本寛也、山田康太という有力候補をあげましたが、攻撃を組み立てる才能は遜色なく、神戸の環境やACLというステージで戦っているアドバンテージもあります。神戸では気の利いたパスとバランスワークに徹しているイメージもありますが、もともと得点能力もある選手なので、選出されればそうした部分もアピールしてほしいところです。
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