サッカーの羅針盤

【湘南ベルマーレ】もうガツガツだけじゃない。齊藤未月のマニアックな葛藤とこだわり(後編)

川崎フロンターレを相手に逆転負けを喫した湘南ベルマーレですが、気鋭の浮嶋監督のもと若いチームは成長のプロセスを歩んでいる様子です。

東京五輪の有力候補でもある齊藤未月もこれまでのとにかくガツガツしたスタイルからチームのシステム、戦い方に応じた状況判断の改善を図り、進化の過程にあると言えます。現在の湘南は3ー1ー4ー2というフォーメーションをベースにしながら、ボールを大事にする時間も増やしており、そうした中で齊藤未月が自分のもともとの特徴と状況判断をどう融合して、フィットさせていくのかは良い意味でも模索段階にあるようです。

前編はこちら

⇨後編:2トップには守備の負担を負わせないのがベスト

ーー奪ったボールを味方につなげるところで、ポゼッションでつなげるのは良くなっている一方で、カウンターのときに迫力なのか精度なのか、ベルマーレが点取れてないところの要因はどうでしょう?

「インテル・ミラノとか3ー5ー2でやってるんですけど、インテルの3ー5ー2はブロック引いて、2トップにあんまり守備の負担をかけさせないで、奪ったときに縦パス入れてルカクがおさめて、アレクシス・サンチェスとかラウタロ・マルティネスが追い越して、みんなで崩す形を取ってますけど、うちは正直、全員で守備しないと守れないチームだと思っているので」

(残り 1152文字/全文: 1706文字)

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