【鹿島戦記】構築途上の鹿島が持つ興味深いデータ。そこに強くなるベースがある
第10節でヴィッセル神戸と対戦する鹿島アントラーズ。開幕4連敗、ACLプレーオフとルヴァン開幕戦を入れて6連敗という結果、とりわけノーゴールが大きな話題となり、前回王者の横浜F・マリノスに4ー2で勝利した後も、伝統的な常勝軍団のイメージからは程遠い、出入りの激しい試合が続いているのも確かです。
それでもザーゴ監督が構築しているスタイルから得点が入るようになっており、ルヴァン2試合を含む7試合で17得点という数字は上積みの成果と見ていいでしょう。マリノス戦が相手がハイラインをベースにしており、カウンターの局面が多く発生したことも4得点につながり、大分戦も相手のビルドアップのミス、さらにPKから2得点を取れるなど、試合展開が向いたところもありました。
それでも高い位置でボールを奪い、サイドを起点にしながらラインを押し上げて、攻撃人数をかけるスタイルの中で、自陣でのイージーなミスが減り、ザーゴ監督が目指す、相手を押し込んでいくサッカーが連続性が出てきていることで、1つ大きな効果が生まれています。
(残り 1277文字/全文: 1726文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ