【フクロウの時報】武蔵、はじめての海外移籍。愛称は「MUSA」
オファーからなんと1週間、武蔵はベルギーに飛び立った。
第10節 川崎戦の前夜に日本を立った武蔵は、メディカルチェックを終え、ベルギー1部ベールスホットと3年契約、1年延長のオプション付でのスピード合意。
8月19日(水)大分戦が行われる少し前、ベルギーにて加入会見が開かれた。
会見の主役である武蔵は、新型コロナウイルスの影響による渡欧直後の隔離期間ということで、クラブ関係者が並ぶ会見場とは一人離れた部屋から、リモートで解答するシステムで会見がスタートした。
新たなチームのユニフォームを着た武蔵が現れた。
深い紫色のユニフォームが肌に馴染み、しっくりきている。
「紫のユニフォームを着るのは初めてで、自分でも似合うかなって少し不安だったけど、思ったよりも似合っててよかった」と、笑顔の武蔵。
初の海外移籍となる会見の場でも、ときおり笑顔や手振りを交えて、いつもと変わらない堂々とした風格を漂わせ、受け答えした。
移籍決断の理由を武蔵はこう話した。
「僕の海外初挑戦のクラブとして、いま急成長しているクラブであり、熱いファンがいる。そういうところが、僕にとって共に成長できるクラブだと思った」
日本のサッカーとベルギーのサッカーの違いについて、ベルギー記者に問われた武蔵。
「日本は速い動きやコンビネーションなど、日本人の特長を生かしたサッカー。
ベルギーではフィジカルや戦術が大きく日本と変わると思う」
そんなスタイルの違うベルギーで、どう違いを見せられるか。
アルゼンチン人のロサーダ監督は3ー4ー1ー2を採用している。
札幌は3ー4ー2ー1がベースだが、前3人の構成に共通点があり、武蔵が2トップの一角で起用されれば特徴を発揮しやすいだろう。
武蔵は国際的な基準に照らしても身体能力が高く、タイミングよく動き出すセンスもある。課題だったゴール前の冷静さも改善が見られ、実際、フィニッシュの正確性が増している。
もちろんベルギーのディフェンスは屈強な選手が多いが、チャレンジ&カバーをベースにしたJリーグ以上に武蔵の能力を発揮できる可能性はある。
武蔵は自らの特長を会見でこうアピールした。
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