サッカーの羅針盤

【赤黄の道標】終盤のクローザーから頼れる左右両輪のオールラウンダーへ。オ・ジェソクの完全フィットでサイドバックの選手層が強みに

名古屋グランパスは7月9日にガンバ大阪からオ・ジェソクが加入し、第二登録期間の7月31日を待って選手登録されました。

ガンバ大阪では開幕戦にフル出場したものの、再開後の2試合は出番がないままグランパスに合流。その後しばらくトレーニングでコンディションを上げて、8月19日に行われた湘南ベルマーレ戦で後半20分から登場し、吉田豊に代わり右サイドバックとしてライン側の攻防はもちろん、ゴール前のカバーなどでも存在感を見せて後半アディショナルタイムに決勝点をあげての勝利を支えました。

首位の川崎フロンターレとの試合では1ー0でリードしていた後半34分に、前田直輝に代わって投入されて、オ・ジェソクが右サイドバック、成瀬竣平が右サイドハーフにあがる形で川崎の左からの攻撃を封じ、川崎を10連勝でストップさせるクローザーとしての役割を果たしました。

そして前節の札幌戦ではスタメンでフル出場。スコアレスドローに終わりましたが、菅大輝やチャナティップが代わる代わる入り込んでくるところを抑えて守備を安定させた上で、「前田選手とコミュニケーションとりながら」攻撃参加も繰り出すなど、90分しっかりとハイパフォーマンスできるところを示しました。

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