サッカーの羅針盤

【赤黄の道標】グランパスで成長し、世界で戦えるサイドバックへ。結果にこだわる成瀬竣平の中に見られる確かな意識の変化

名古屋グランパスはルヴァンカップの準々決勝でFC東京に3−0と完敗し、あと3回勝てばタイトルというチャンスを逃しました。

この試合だけ見るとグランパスにある種の停滞感が見られたのも確かですが、マッシモ・フィッカデンティ監督が「リーグ戦では結果を見ると一番いい状態のチームに名古屋は入っている。直近5試合でいい結果を出している中に名古屋はいる」と強調しいる通り、FC東京に敗れた2試合をのぞけば軌道を乗せていける状態にはあります。

そうした中で再開後、ずっと右サイドバックで試合に出続けていた成瀬竣平も先のFC東京戦で退場を経験し、さらに札幌戦でベンチ入りしたものの出番が無く、ルヴァンのFC東京戦も1点ビハインドで迎えた後半からの登場となりました。

マッシモ監督は札幌戦の前から成瀬の”休養”は示唆しており、ちょうどオ・ジェソクがフィットしてきたタイミングと一致するという意味ではシーズンを見据えて良い流れになっているとも言えます。

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