サッカーの羅針盤

【フクロウの時報】激闘必至の柏戦。ミシャ「互いがやり合うようなハードゲームになる」/結果で示す荒野・ミンテ

後半戦の1戦目となったG大阪との一戦では、またしても相手を上回りながら勝ち点を奪えなかったコンサドーレ札幌。だが、あとは結果を出すだけという札幌は、ブレることなく自分たちのサッカーをやり続け、魅せる。

 

ガンバ戦から中日で挑む柏レイソル戦。柏との前回対戦は、2月22日の開幕戦で、激戦となった。

試合を通して柏24本、札幌20本と多くのシュートを放ち、柏はオルンガが2点、江坂任が2点、札幌は鈴木武蔵と荒野拓馬が決めて追い上げたが届かなかった。しかし、ミシャ札幌が目指すサッカーの要素が随所に出ていた。

 

「明日のゲームは、局面での1対1という場面も多くあると思うし、走る、戦うという部分で互いがやり合うような、ハードに戦うゲームになる。そういう意味で、開幕戦のような非常に面白いゲームになる」と、今節も観客を魅了するゲームを約束しつつ、結果を求めて指揮するミシャ。前回対戦から鈴木武蔵という得点源を欠くものの、武蔵はこのタイミングで、ベルギーで初スタメンで初得点を挙げ、札幌の選手たちに刺激を与えている。

 

ミシャは武蔵について「彼はモダンに適応できる選手。スピードと高さと技術、守備の能力も運動量もある。そうしたいろんな要素を兼ね備えた選手。彼の能力を得点という結果で証明した」と、ゴールに結びついた要素について語り、教え子の海外での活躍を願いつつ、札幌の勝利へと集中する。

 

前節広島と対戦した柏は1ー1で引き分けたが、シュート数は広島の3倍近い19本を記録するなど、高い攻撃力は変わらず。ディフェンスはセンターバックのケガが相次いだものの、サイドバックから移った古賀太陽が、正確なフィードでも存在感を示している。

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